


約15㎝×13.5㎝の楕円形の型の小皿です。釉薬は海鼠と呼び、青白い色が特徴です。海鼠釉は釉薬の加減や焼成の温度などで変化の大きい釉薬ですが、みんな違うことを楽しんでいただける仕上がりになります。
大きさの割に容量があり、縁が付いているので持ちやすく、型で作っているので厚みはあってもそこまで重くないと、小さなお子様の食器としても最適だと思います。子どもが使いやすいものは、大人が使っても使いやすいという言葉を表したようなうつわです。
~出西の海鼠釉~
海鼠釉の器は、出西窯で黒、白、呉須釉などに使う土とは異なる、鉄分の多い土を使い、基礎となる透明の釉薬に藁(わら)灰と籾(もみ)灰を混ぜ、十分に灰汁を取った糠白とも呼ぶ釉薬により、青白い色に仕上がります。流れやすく変化の大きい釉薬ですが、その特性を活かして、流れの加減の面白さや色の濃淡の美しさを感じていただけたらと願い、製作しています。
また、同じように作っても焼成時に窯の中の位置で、ひとつひとつ出来上がりが違います。素地の土色が透けて見えるところもあり、それぞれの表情の違いをぜひお楽しみください。
※ご注文にあたり
海鼠釉の器は釉薬の特性からひとつひとつ色の出方や釉薬の雰囲気が違います。また、釉薬の特性から、表面に細かい穴が見られます。
手作りの陶器ならではの楽しみとしてご理解いただけますと幸いです。
どのような器が届くかはおまかせいただきますようお願い申し上げます。
~history~
布志名焼きの大正初期の楕円鉢をモデルに型を作成しました。
初代たちがシンプルで洋風な形に惹かれて、長く作り続けている形です。
楕円鉢の大と組み合わせた組み物で、昭和58年度に日本民藝館展で賞をいただいたというかたちでもあります。
【注意事項】
※お使いのスマートフォン機種、PCのモニターによって、実物の色味と若干異なる場合がございます。ご了承ください。
※天然素材を使用した手作り品の為、一つ一つサイズ・重さに若干の固体差があります。商品ページ記載のサイズは目安の寸法となります。
※出西窯の陶器は陶土から釉薬にいたるまで天然素材を使用して、一つ一つを陶工の手で制作しております。同じ商品でも、形状が僅かに異なりますので、予めご了承下さい。
※FAQの方でも製品について説明をおこなっております。そちらの方もぜひご参照ください。
https://shussai.net/faq
※使い方についてはこちらもご参考になさってください。
https://www.shussai.jp/product/howto/