この器は、ぼてぼて碗(出雲丸碗)と呼んでいる出雲地方ならではの茶碗です。色は呉須(ブルー)。サイズは口径約10.5~11㎝、高さ約8.5㎝。この器は持ちやすく、抹茶碗としてもほかの食器としても使いやすい形です。歴史を知っていただきつつ、現代に合わせて楽しんでいただきたい器です。
〜history 〜
江戸時代から明治にかけて、出雲の窯はぼてぼて茶の碗として、どの窯もみなほぼ同じ形でこの丸い碗を盛んに製作しました。それを河井寛次郎先生は出雲の国ぶりの形と称えられ、まことに良い形を伝承するようにと教示されました。出西窯では現在も作り続けております。
ぼてぼて茶とは・・
丸みのある筒茶碗に、乾燥した茶の花を入れ煮出した番茶を注ぎ、長めの茶筅で泡立てます。この泡立てるときの音から「ぼてぼて茶」の名がついたといわれています。泡立てたお茶の中に、おこわ、煮豆、きざんだ高野豆腐や漬物などの具を少しずつ入れます。箸を使わず、茶碗の底をトントンたたいて片寄せた具をお茶と共に流し込むお茶漬けのような感覚でいただくものです。
【注意事項】
※お使いのスマートフォン機種、PCのモニターによって、実物の色味と若干異なる場合がございます。ご了承ください。
※天然素材を使用した手作り品の為、一つ一つサイズ・重さに若干の固体差があります。商品ページ記載のサイズは目安の寸法となります。
※出西窯の陶器は陶土から釉薬にいたるまで天然素材を使用して、一つ一つを陶工の手で製作しております。同じ商品でも、形状が僅かに異なりますので、予めご了承下さい。
※FAQの方でも製品について説明をおこなっております。そちらの方もぜひご参照ください。
https://shussai.net/faq
※使い方についてはこちらもご参考になさってください。
https://www.shussai.jp/product/howto/